
まだ上に駐車場あるじゃん!
案内板の嘘吐き!
車、下に置いて来ちまったよ。
これまで廃村だの廃スキー場だのと山間部の取材だったらそれなりにこなして来て、それなりの自信はあったのだが、山って天辺まで登るのとそうでないのとじゃまるで次元が違うのね。
それまで蛇行しつつ緩やかであった登山路が、最後の数百メートルになると天辺を目指して真っ直ぐそびえるようになる。
可能な限りの車移動とはいえ、ここまでに既に二つの、山頂というほどの物ではないが、見晴らしの利く頂きを踏破している。
最早行き倒れ寸前、距離にすれば約二百メートルの急勾配を途中のベンチに寝っ転がって休憩を取りつつ、これが本日最後の取材ポイントと踏ん張って、何とか登り切る。

取材を終え車に戻ると、フラ車のくせに趣味性は皆無、そのくせ信頼性もやっぱり皆無と言う、オンボロフラ車二台が並んで止まっている。
こんな山奥でナカーマと少し癒されるが、続いて下りて来た初老の夫婦が隣りの車に乗り込む様子を横目で眺めていると、運転席に奥さんの方が乗りやがりなさる。
おしゃれセカンドカーか!
旦那のベンツ(きっとワゴン)はデカいんで狭い林道を避けただけか!
くそぉ、やっぱりプジョーなんて仲間じゃねーや。
帰り、舗装さえされていればどうあっても最短距離を選ぶバカカーナビの有り得ない誘導のため、心労と車酔いで死にそうになる。
自宅に戻り、蕎麦とアルコールを胃に流し込んで、布団に倒れ込むが、車幅スレスレノーガードレールの林道から崖に飛び出す幻影にうなされ、なかなか眠れず・・・
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ちなみに、この辺りの山は、よく小学生低学年の遠足に利用されるようです。